「浜の院」会長の濱本達雄です。

「浜の院」の前身は「萬国物産」、さらに戦前に遡ると「濱本商店」で、60年前の昭和14年、神戸の地で珍味の製造販売を始めました。

当時の神戸は中国との貿易が盛んで、その輸出品目の中に干した鮑、貝柱等がありました。

その中の貝柱を使って、玉柱(たまばしら)などの珍味を作ったのが始まりです。

no.1 玉柱は幻の珍味です。 2000年 2/7


玉柱は、干貝柱をもどして調味液に漬け込み、塩、砂糖、卵で加工し、熨(の)し、箸で摘めるよう玉にしたものです。

当時女工さんの日給が80銭の時代に、1日60kgもの干し貝柱を加工しました。

現在、ウチでは、干し貝柱を85グラム2500円で販売してます。

当時にしても、とても庶民の口に入るものではありません。

東京の向島等の花柳界や料亭、バーやカフェに、木箱に詰めて列車で出荷しました。

日持ちは1週間位、まさに珍味でした。

戦争をはさんで、復活したり、新しく生まれた珍味も数多くありますが、この玉柱は、残念ながら、もう市場にありません。当時の生産機材もありません。

わたしが道楽に作る事は、今でもできます。当時の玉柱を覚えている方、いらっしゃいますか?

もし興味のある方がいらっしゃれば、ご連絡下さい。

私も、記憶をたどりながら作ってみたいと思います。


私は昔から、多くの人に愛される名物といわれるものを作ってみたいと思っていました。

浜の院の浜町漬が出来て10年がたちました。

おかげさまで、全国、海外にもお客様ができましたが、先の玉柱など、幻となりつつある珍味もあまたあります。

そんな珍味にまつわる話を、このサイトで少しずつ、ご紹介します。

ご意見、お便りをお待ちしています。

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